6.まとめ 以上,高周波アナログ回路シュミレータを使ったミキサ回路の設計について解説しました. 最後に,高周波アナログ回路設計のキー・ポイントをリストアップします. @高周波領域での正確なR,L,C,トランジスタ・モデル,Sパラメータの抽出 Aライン間,グランド,電源におけるEMC,EMIの解析および発生防止 Bストリップ・ラインなどの分布定数回路の配線 Cトランジスタ,ダイオードといった能動素子の入出力インピーダンス整合 Dトランジスタの高周波モデリング手法 E時間軸,周波数軸での高周波アナログ回路シミュレーション FSパラメータ,スミス・チャートの導入 Gミックスド・シグナル解析 H高周波プリント回路基板の設計 このチュートリアルが,さらに上級の高周波アナログ回路設計者を目指す助けになれば幸いです. 参考文献 (1)Alan B. Grebene, “BIPOLAR AND MOS ANALOG INTEGRATED CIRCUIT DESIGN,”Wiley-Interscience Publication,John Wiley & Sons,1984. (2)Compact Aplication Note,“DESIGN AND SIMULATION OF A BIPOLAR
GILBERT CELL MIXER”,Ansoft社,1994. (3)山内雪露,『デジタル移動体通信方式』,東京電機大学出版局,1993. (4)Serenade 7.5 Manual,Ansoft社,1998. |