実際の設計であれば,ここで作成した回路図をセーブし,ネットリスト(回路記述)を生成します.ただし,今回のツールはデモ版のため,セーブもネットリストの生成もできません.製品版で出力したネットリストをリスト1に示します (同じファイルは付属のCD-ROMにも収録されています). (10)シミュレーションによる動作確認 それでは,ミキサ回路のシミュレーションを行いましょう. せっかく回路図を作成したのですが,これは使えないので,デモ用にあらかじめ用意されているデータを呼び出します.メニュー・バーの「File」→「Open」を選択します.(2)と同じように,Choose
Exampleウィンドウの「Balanced メニュー・バーの「Analysis」→「Analysis」を選択して,NonlinearCircuit Analysisウインドウを開いて下さい(図15).Analysis
Modeを Regularに設定(デフォルトでRegularになっています)した後,[Analyze]ボタンを押します .これで,シミュレーションが始まります.
シミュレーションが終わったら,出力の周波数スペクトラムと出力電圧波形を確認しましょう(図16).メニュー・バーの「Reports」→「Report Editor」を選択し,レポート・ダイアログを開きます.周波数スペクトルを表示する場合に
このあと,[Add]ボタンを押し,さらに[Display]ボタンを押せば,周波数スペクトルが表示されます. 変調された出力電圧波形は左上のように設定して表示します.
これらの設定の後,[Add]ボタンと[Display]ボタンを押すと,出力電圧波形が表示されます.二つの入力信号の差の周波数(10.7MHz)で,出力信号が変調されていることを確認して下さい.
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