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(9)ネットリストの生成

 実際の設計であれば,ここで作成した回路図をセーブし,ネットリスト(回路記述)を生成します.ただし,今回のツールはデモ版のため,セーブもネットリストの生成もできません.製品版で出力したネットリストをリスト1に示します (略)

(同じファイルは付属のCD-ROMにも収録されています).

 

(10)シミュレーションによる動作確認

 それでは,ミキサ回路のシミュレーションを行いましょう.

 せっかく回路図を作成したのですが,これは使えないので,デモ用にあらかじめ用意されているデータを呼び出します.メニュー・バーの「File」→「Open」を選択します.(2)と同じように,Choose Exampleウィンドウの「Balanced Mixer Analysis(MIX)」を選択して,[OK]ボタンを押して下さい.これで,図5の完成版の回路図が再び表示されるはずです.

メニュー・バーの「Analysis」→「Analysis」を選択して,NonlinearCircuit Analysisウインドウを開いて下さい(図15).Analysis Modeを Regularに設定(デフォルトでRegularになっています)した後,[Analyze]ボタンを押します .これで,シミュレーションが始まります.
 シミュレーションが終わったら,出力の周波数スペクトラムと出力電圧波形を確認しましょう(図16).メニュー・バーの「Reports」→「Report Editor」を選択し,レポート・ダイアログを開きます.周波数スペクトルを表示する場合に は,以下のように設定します.

 

Domain Spectral
Output Type Rectangular Plot
Response V3
それ以外 デフォルトのまま

 

 

このあと,[Add]ボタンを押し,さらに[Display]ボタンを押せば,周波数スペクトルが表示されます. 変調された出力電圧波形は左上のように設定して表示します.

 これらの設定の後,[Add]ボタンと[Display]ボタンを押すと,出力電圧波形が表示されます.二つの入力信号の差の周波数(10.7MHz)で,出力信号が変調されていることを確認して下さい.

Domain Time
Output Type Rectangular Plot
Cycles 20
Response V3
Sweep 0.5(下の数字ボックス)
それ以外 デフォルトのまま